FAQ

FAQ

コンピューターのモニター画像の色とプリントの色が同じに見えないのはなぜですか
プリントの色は、いくつかの要因に影響されます。それらは、インクの種類、プリンターの設定、ペーパーの白地の色です。一般的に、モニターとプリンターでは異なる方法で色が混ぜられます。モニターには第一三原色が使われています(RGBとして知られているレッド、グリーン、ブルー)。モニターは必要な色を発光して混ぜる事により、必要な色を作ります。モニターの色は黒いスクリーンから始まるのに対し、カラー印刷は白い紙から始まります。プリンターは通常4色(CMYKとして知られているシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)を使い、印刷過程で必要な色を混ぜ合わせてそれぞれの色を再現します。これら二つの色のスペクトルの範囲は異なるため、その差を無くすためにカラープロファイルが使われます。テストを繰り返す事により、デスクトッププリンターでも近似の結果を得ることが出来ます。
なぜICCプロファイルを使うのですか
ICCプロファイルは、使用するペーパーで正確な色再現が長期間安定して得られる事を確実なものにします。このプロファイルは、それぞれのペーパーで特定の色を再現するために、プリンターに対してどの様に色を混ぜ合わせるかを指示します。前述のように、それぞれのペーパーは異なる白地の色をもっているため、ペーパーの種類毎にプロファイルを選択する必要があります。
どのプリンター用にプロファイルが用意されていますか
耐光性の高い顔料インクのプリンターにプロファイルを用意しています。
現在、以下のプリンターにICCプロファイルを用意しており、Hahnemuhleドイツ本国のサイトよりダウンロードできます。

メーカー
機種
EPSON
PX-G5300、PM-4000PX、PX-5500、PX-5800、PX-5002、PX-6500、PX-7000、PX-9000、PX-7500/9500、PX-5600、PX-5V、PX-6550、PX-7550、PX-9550、PX-H6000、PX-H7000/9000、PX-H8000/10000、PX-20000
CANON
i9950、iPF5000、iPF8000、iPF9000、iPF 8000S、iPF 9000S、iPF 5100、iPF 6100、iPF 6200、iPF6000S、iPF6300S、iPF6300、iPF6350、iPF8300、iPF 8100、iPF 9100、PIXUS Pro 9000、PIXUS Pro 9500
HP
Designjet 5500PS、Designjet Z2100、Designjet Z3100 (Firmware 5.0.0.4 or higher) 、Designjet Z3200、Photosmart Pro B8850、Photosmart Pro B9180
どの坪量の用紙が通常のプリンターで使えますか
坪量が必ずしも決定要因ではなく、強さと柔軟性も大きな要因です。プリンターにより、前面から給紙され前面に排出される機種があり、小径のローラーの周りで用紙が180度回転することが求められます。これは坪量が220-250gsm位の用紙になると、種類により対応できない場合があります。キャンバスは340g/m2ですが通紙に問題がないのに対し、トーションは285g/m2でありながら通紙できない場合があります。これはキャンバスには柔軟性がありますが、トーションはそれより硬いのが原因です。経験により、どの用紙がデスクトッププリンターで使えるかが分かりますが、約250g/m2までであれば殆どの用紙が通常のデスクトッププリンターで使用できます。
ハーネミューレは特定のプリンターを推奨していますか
特定のプリンターは推奨していませんが、Q3に記載されている様に、プリントが大変長持ちする耐光性の高い顔料インクのプリンターを推奨します。もちろん他のプリンターもハーネミューレ用紙のプリントに適していますが、同じようには高い耐光性が期待できない事を心に留めておいてください。顔料インクの場合、ウイルヘルム イメージング リサーチのテスト結果によれば、耐光性は100年以上です。
なぜハーネミューレの用紙を使うのですか
ハーネミューレ デジタル ファンアートペーパーは、いつも安定して高品質の結果が得られるため、安心して使用できます。インクジェットプリント用の特別なコーティングは、何年にも渡るテストを踏まえて開発されました。製品レンジは広く、テクスチャー、面質、色合い、シート、ロール、サイズ、枚数により、多くの選択肢があり、それらは独特な質感、特徴的な面質、素晴らしい色再現域をもっています。ハーネミューレ デジタル ファインアートペーパーは、インクジェットプリンター用紙に非常に高い要求を持つアーティストのために開発されました。
プリントはどのくらい長持ちしますか
耐久性には基本的に二つの基準があり、それはペーパー自体とプリントされた画像です。全てのハーネミューレペーパーは、DIN6738に従い非常に高い耐久性があり、数百年という長い寿命をもっています。プリント画像の耐久性はインクによりますが、UVに強い顔料インクを使った場合は100年以上です。
ロールはありますか
多くの種類でロールを取り揃えています。サイズと詳細については製品情報をご覧ください。不明な点がありましたら、問い合わせのメールをご利用ください。
ジークレープリントとは何ですか
ジークレーはフランス語で吹きかけるという意味で、この場合はインクをペーパーに吹きかける工程を表します。インクジェットプリンターは、ノズルから非常に小さなインク滴のパターンをペーパーに噴射して画像を形成します。ジークレーは、インクジェットプリンターでプリントされた写真やアートワークを意味します。インクジェット用にコーティングされたアーカイバル アーティストペーパーに、顔料インク(耐UV)を使って画像をプリントします。
アートワークを保存するのに、最も良いファイルの形式は何ですか
もしスキャンして作られたファイルで作業するのであれば、最も一般的に使われる形式はTIFFファイルです。このタイプのファイルはJPEGファイルほど小さくないので、より大きな保存スペースが必要です。JPEGファイルは、一般的に電子メールで写真を送ったりデジタル写真を保存する場合に使われます。インターネットではGIF形式が使われる事もあります。PDF(Portable Document Format)は、インターネットで文字と写真のファイルを扱う場合に、より一般的に使われている形式です。EPS、PSD他の形式のファイルは、それぞれのアプリケーションプログラムで作られたものです。要約すると、TIFFは画像のプリント用、JPEGとGIFは電子メールとインターネット用という事になります。